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梓に鏤める

何もない日々を、幾千夜に刻む。
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Tの苦悶 

日記タイトルは名付けてアルファベットシリーズです。そのままです。
特に意味はありません。思いついたままを書いてます。ただ、一番最初の「Fの微笑」はちょっとだけ色々考えたものがあります。そして日記タイトルにしたら「あらこれ面白い」と思ってそのまま続行中。
アルファベットは人の名前として考えていただけたらいいのではないかと。誰かをイメージしたものではないんですけどね。ただ、Fは人をイメージして書いたタイトルだったので。その後も一応、感情らしい言葉と組み合わせています。

読書終了↓

◆湯本香樹実 著 「夏の庭」
小学6年生の男の子3人が死に関心を持って、近々死ぬと噂される近所の孤独なおじいさんを観察するお話です。何か大切なところが抜けた説明になりましたが、暗い話じゃないですよ。読んですごく感動しました。通勤中に読んで危うく電車で泣きそうになったです。
小学生3人とおじいさんの交流というか、絆が深まっていく様子がすごく素敵でした。スタンドバイミーを彷彿とさせますが、またちょっと雰囲気が違っているので興味がある方は是非!おすすめー!

◆恩田陸 著 「ライオンハート」
時間を超えて繰り返される、一瞬の邂逅しか許されない2人の男女の話。恩田さんは前に読んだ「ユージニア」で読後感最悪な思いをしましたが、これは良かった!どの話の描写も綺麗で読んでて惚れ惚れしてしまいました。特に印象強いのは、最初の章『エアハート譲の到着』での邂逅。エリザベスがとてつもなく綺麗で、そして切ない。読み返してもこの章が一番好きです。
各章にある絵も物語を良く引き立てていました。ミュシャの章はよくある書き方とも思えますが、上手いな、と頷きましたね。あと4章でのエリザベスが言った「覚えていて、エドワード」が、すごく、・・・泣きたくなるほど切ない!ラストも綺麗な終わりをしてくれました。伏線の引き方や回収もきちんとされてて、読み進めるのがすごく楽しい一冊でした。
これ普通に映画化されそうな話だけど、欧米じゃ無理かな。頭の中ではすでに映画化された映像が流れているんですけど。笑

ただ、「ユージニア」でも思ったけど、恩田陸さんの文章は最初から状況を説明してくれないから読みづらい。「ユージニア」はインタビュー形式的な感じだったのでそれも仕様なのかと考えてたけど・・。
物語が突然始まって、しばらく読み進めないと状況を把握できない。そーゆーのって私だけなのかな?此処は今何処で何をしているのか、というのが中々理解できなかったりする。まあ読めなくはないけど、状況把握してから読み返すことが多々あったのでちょっと不親切かなぁ。
「ユージニア」も読後感は最悪だったのですが、不思議と印象強いんですよね。つい結末の意味が気になってネットで調べちゃったりしてました。・・・あー、そういえば「ユージニア」でも恩田さんの描写は綺麗だったかも。そっか、恩田さん好きだな、私。また違う本読んでみよーと思います。

「ユージニア」はミステリ?でしたが、「ライオンハート」はラブストーリーなので、是非とも気になる方は読んでみてください。恋愛色は強くないので苦手な人でも大丈夫だと思います。(だって私が大丈夫なんだもの!)

さーて、次は何読もうかな♪
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